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食べチョク「お米あんしん便」のサイト。現在は受け付けを一時停止している

 コメの品薄感と高値が続くなか、こだわりの国産米を定期的に入手できるしくみが消費者の関心を集めている。生産者と消費者を結ぼうと始まった定額の定期宅配サービスには注文が相次ぎ、新規申し込みの受け付けを一時中止するところもある。

 卸や小売りを介さずに、生産者から農産物を買うことができる産直通販サイト「食べチョク」では、4月中旬に「お米あんしん便」を始めた。「厳選した国産米を毎月、安定した価格で届ける」というのが売りだ。

 運営するビビッドガーデン(本社・東京)の担当者が、食べチョクに登録する各地の生産者に声をかけて米を確保。購入者は産地や品種は指定できないが、月ごとに生産者と品種がわかる形で届ける。コシヒカリやヒノヒカリを予定している。

 これまでも食べチョクで米を定期宅配する生産者はいたが、品薄や価格上昇で「米が足りなくなり、送れなくなった」という相談を受けた。

 生産者1軒での定期宅配だと…

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